海外スキー カナダ編

◆ ビッグホワイト ( Big White )

 2013/2014カナダスキー3箇所目は、オカナガンのケロウナからクルマで50分の所にあるビッグホワイトスキー場。このスキー場は、2012年にベストファミリースキー場を、2008年にはベストパウダーを受賞したウィスラーに次ぐ人気の滞在型リゾート。2013/2014の最大積雪量は628cmだったそうです、ちなみに自分が行った年末年始は200cmほど!

 まずスペックを見てみると、標高でトップはサミット(Summit)と呼ばれるポイントで2,319m、ベースは1,508m、標高差811mと結構な落差。コースは118本で初級18%、中級54%、上級22%、超上級6%となっており、滑走面積は約蔵王スキー場の6倍となっている。スキー場はビッグホワイト山を中心に広がり一大エリアを形成している。おおよそのコースは周辺のスキー場と同じで伐採による整備されたコース、この間を滑るのは特に日本と同じ感覚なのでイメージは持ちやすいと思うが、サミットやFalcon Glades、Sun Rype Bowlなどは欧州にあるような森林限界風なオープンコースなので、海外に来た感がある。

 索道は、全部で16基で、ゴンドラ1基、チェアリフト10基、サーフェイスリフト類5基で構成されている。滑った感で言うと、リゾートビレッジがある側にリフト乗場が偏っていて、最寄のBullet Expressや何度も載ることになるSnow Ghost、Ridge Rocketのリフトはダダ混みになるので、クルマで来ると最初に見えるリフトベースのGem Lake Expressからアクセスすると楽。当然ここには大きな駐車場もあるし、Westridge Warming Hutというロッジでリフト券も売っているので全く問題ない。※レンタルスキーはここにはありません。Happy Valley LodgeやRidge Daylogeなどへ行く必要があります。

 滑走コースはパウダーに限っていうと、Sun Run、T-Bar Easy Out、Whitefoot、Powder Bowlが中斜面で安心のパウダーランができる。GrizzlyやPlayground、Cliff Chairリフトサイドは、なかなかの急斜面、岩場があるので、達成感が結構ある。ツリースキーだとPowder Chairリフト沿いが木と木の間隔がそれなりにあって、ドキドキしながら滑られる。ま、いずれも前日の降雪のおかげだけどね!雪質は今回の場合、長野県白馬コルチナのようなちょっと絞まり目のパウダーだった。

 リフト券は1日券が79ドルとまーいい値段する。午前券は無く午後券(12:30から)が60ドル、ナイターが25ドル、2日券が148ドルとなっている。

 レストランはRidge Daylodge、Village Centre、Happy Valley Lodgeそれぞれの周辺に大量にあるので心配無用だ。ゲレンデの中腹やトップに無いのがちょっと残念。※リゾート入口にあたるWestridge Warming Hutでは、サンドイッチやホットドッグぐらいしかありません。

 アクセスはアップダウンがきつくないので運転は楽。ただし積雪路であっても前後のクルマのスピードが速いので、ちょっとストレスを感じる。結構降雪があったが除雪は完璧だったように思うので冬タイヤ装備のレンタカーなどであれば安心!4駆は特に必要ないぐらいの道。

  景色は樹海がサーッと広がっている感じが気持ちよいが、尖った冬山の格好良い眺めが望めなく、イマイチ。個人的には欧州のそれのほうが良いかもしれない。遠くにはヴァーノンのクリスタルマウンテンスキー場、ペンティクトンのApexスキー場が見える。

 レンタルスキーについて、ビレッジのは前述の通りですが、ケロウナの街には2軒しかレンタルスキーショップが無く、またパウダー用の板はどちらの店舗も扱っていなかったので、パウダー用の板が必要な人はやはりリゾートで借りると良いでしょう。

 宿泊は、リゾートビレッジのホテルは高価だったので、ケロウナの街のモーテルで、1日目はHoward Johnson Kelowna、2日目はSuper 8 Kelowna BCに泊まった。前者はフロントの人のキツさに耐えながら泊まったのを覚えているが、概ね快適な滞在だった。

 さて4箇所目はケロウナ近隣のクリスタルマウンテンで滑ります。


 ・スキー場写真集


 ・スキー場公式サイト
 ・スキー場トレイルマップ



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